釧路市から森へ場所を移してからの暮らしは、
現実には返済が中心になりました。
生活を守るために外へ働きに出て、
月に数回しか時間が取れない
『フードセラピー森のいえ』の時間は、
どこか遠くに置いたままのような日々でした。
誰もが、ふとした瞬間に、かつて食べた料理の味や、
その場の柔らかな空気感を思い出すことはありませんか。
北海道の静かな森の中で営む『フードセラピー森のいえ』も
時々、そのような連絡をいただくことがあって
「また食べたいです」という言葉は
本当に、感謝しかありません。
釧路での営業から場所を移し、
しばらくの間、私は日々の生活と向き合う中で
「食」を通じた活動を少し遠くに置いてしまいました。
しかし、時を経て届く「また食べたいです」という一言が、
私の止まっていた時間を動かしてくれました。
この記事では、私が今感じている素直な想いと、
これから新しく始まる『森のいえ』の、
休日だけの特別な予約制スタイルについてお伝えします。
この記事を読み終える頃には、
忙しい毎日の中で忘れかけていた「自分を慈しむ時間」の大切さを再確認し、
静かな森の空気を身近に感じていただけるはずですよ。
一歩踏み出す私の新しい形を、どうぞ最後まで見守ってください。
釧路から森へ。 「また食べたい」という言葉が支えてくれたこれまでの歩み
「また食べたい」と言っていただけること、
それは料理人として、そして一人の人間として、
これ以上ないほど嬉しいことですよね。
私が釧路でVegan(ヴィーガン)ランチを提供していた頃を振り返ると、
派手な宣伝をしたこともありませんし、
決して広いお店でもありませんでした。
それでも、何ヶ月も、時には何年も経ってから、
「ふと思い出して」と再び足を運んでくださるお客様がいらっしゃったのです。
あの時感じた感謝の気持ちは、今でも私の心の深い場所に大切にしまってあります。
その後、拠点を釧路市から現在の森へと移しましたが、
そこからの現実は決して甘いものではありませんでした。
生活の基盤を整えるための返済や日々の仕事に追われ、
本来やりたかった『フードセラピー森のいえ』の活動は、
まるで棚の奥に仕舞い込んだ大切な宝物のように、手が届かない場所にありました。
以下の表は、私が釧路時代から現在に至るまで、大切にしてきた価値観の変遷をまとめたものです。
| 時期 | 活動の拠点 | 提供していた価値 | 現在感じていること |
| 釧路時代 | 小さなカフェ | 心身を整えるVeganランチ | 「また食べたい」という言葉の重み |
| 移住初期 | 北海道の深い森 | 生活の安定と基盤づくり | 活動を継続することの難しさと葛藤 |
| これから | 予約制の森の家 | 静かな時間と一対一の対話 | 丁寧に向き合う時間の尊さ |
このように振り返ってみると、活動の形は変わっても、
根底にある「食を通じた癒やし」という想いは、
より純度の高いものへ進化してきたのかもしれません。
静かに息を吹き返す「森のいえ」 休日限定の新しい予約スタイル
私は週に4~5日は外での仕事に従事しています。
そのため、森のいえを開放できるのは、
私の休日の一日だけに限られてしまいます。
毎日開店することはできませんが、限られた時間だからこそ、
お越しいただく一人ひとりと、より深く、より大切に
向き合えるのではないかと考えています。
決まった曜日での営業を設けることが出来ないので
その月の休日をブログやInstagram等で発信し、
ご都合が合ったお客様に予約していただく
そんな風に静かにお越しいただく形です。
今後の運営スタイルをリストにまとめましたので、ぜひチェックしてみてくださいね。
- 営業形態:完全予約制(一日一組、あるいは少人数限定)
- 開室日:私の休日(不定期)
- 告知方法:当ブログ、およびInstagramにて毎月のスケジュールを公開
- コンセプト:静かな森の中で、自分を取り戻すための食事と時間
多くは開けないけれど、
だからこそ大切にできる時間が
あると思っています。
「また食べたいです。」というお言葉は単に味への評価だけでなく
森の空気感や、共に過ごした穏やかな時間の
「記憶」そのものなのではないでしょうか。
もし、そんなふうに私の場所を思い出してくださる方が一人でもいるのなら、
私はまた、静かにごはんを作り続けていこうと思っています。
森のいえでは、できる限り地元の野菜を使い、
体が軽くなるごはんを目指しています。
水は森の地下水。
味噌は手作り。
調味料は無添加のものを選んでいます。
派手さはありませんが、
食後に「ほっとする」余韻が残ることを大切にしています。
フードセラピー森のいえの詳細や、
今月の開室日のお知らせは、
下記のページからご覧いただけます。


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