森の家の一日|時間に追われない暮らし

晩秋の日没直後。一番星が輝く時間 北海道の田舎暮らし

森の家の朝は、ゆっくり始まります。

私は目覚まし時計を使いません。
アラームの音で起こされるのが好きではないのです。

人生を、アラームにコントロールされたくないと思ってます。

だから朝は、
自然に目が覚めた時が起床時間。

今朝は少し早く、6時に起きました。
朝のお風呂に入りたくなったからです。

そんなふうに、
森の家の一日が始まります。

夜明け前の森のいえ

森の家では、目覚まし時計を使っていません。

毎朝だいたい4時半くらいでしょうか。
一度目が覚めて、トイレに行きます。

外はまだ暗い。

「まだ早いね。もう少し寝ようか」

そう猫たちに声をかけて、またベッドに潜ります。

そのままもう一度眠る日もあれば、
動画を観ながら、外が明るくなるのを待つ日もあります。

そんなふうにして、
森の家の一日はゆっくり始まります。

昼ごはんも、同じです。

時間で食べるのではなく、
空腹が来たら食べる。

だから昼を逃して、
夕方少し早めに食べることもあります。

一日三食きっちり、という生活は
ほとんどなくなりました。

基本は、空腹を感じたら食べる。

誰かのために食事を作ることもないし、
何時までに食べ終えて次の作業、ということもない。

一人暮らしというのは、
こういう部分が、とても自由です。

時間に追われないというだけで、
暮らしの空気はこんなにも変わるものなのだと、
この冬、改めて感じています。

そして私は、
この自由がとても心地いいのです。

森を眺めながら過ごす昼の時間

昼間、日差しがあって晴れている日は
室内の窓からでも森の様子がよく見えます。

そんな日は、日に何度か
ぼーっと木々が揺れている様子を眺めることがあります。

そういう時間は、私にとってとても貴重です。

私はこれまで、いろいろな場所で暮らしてきました。

育った家の自分の部屋の窓からも、
若い頃に住んでいたアパートの窓からも、
北海道に来る前に暮らしていた東京の窓からも。

思い返してみると、
いつも窓の外には一本の木が見えていました。

だから今、森の木々を眺めていると
遠い、遠い、過ぎていった日のことを

ぼんやりと思い出すことがあります。

それは多分、
瞑想に近い感覚なのかもしれません。

ただ木を眺めているだけなのに、
心が静かに落ち着いていくのです。

私は昔から、
木が大好きなんですよね。

もしかすると私は、ずっと木のある場所を探して生きてきたのかもしれません。

夕方、森が静かになる頃

季節は春に向かっていますが、
まだまだ寒い北海道。

夕方16時ごろになると、
もうしっかり夜の気配がやってきます。

夜の気温は、まだマイナスの日も多いのです。

森はしんと静まり返り、
外はとても静かになります。

そんな時間になると、なぜか
うちの猫たちだけが元気に家の中を走り回る
毎晩のルーティンが始まります。

星が出る頃には、
一日の運動を終えて
それぞれ静かに過ごしているのですが——

先日、ちょっと面白いことがありました。

玄関の横にある窓から、
外の星を眺めていたときのことです。

南の空に、
ひときわ明るい星を見つけました。

「あの星、明るいなあ。
太陽系の星かな。
土星かな?それとも木星かな?」

そんなふうに、
一人で静かに空を眺めていました。

すると、それまで二階で走り回っていた
はなとうたがやってきて
こちらを見ています。

窓から見える満月

「はな、うた。
お星さま、いっぱい見えてるよ。おいで」

そう言って、抱っこが嫌いなはなを抱き上げて
窓の外を見せました。

けれど、はなはすぐに逃げてしまい、
今度はうたを抱き上げて
同じように外を見せました。

そのときです。

さっきまで明るく見えていた星が、
ふっと消えたように見えました。

「あれ?消えたね、うったん。
星じゃなかったのかな。UFOかな?」

うたは抱っこされたまま、
ゴロゴロ喉を鳴らしています。

「はな〜、UFO見えたよ〜」

そう呼んでみましたが、
もう一度抱っこしようとすると逃げてしまうので
結局うたと二人で、しばらく空を眺めていました。

うたに見えていたのかどうかは、わかりません。

UFOだったのかどうかも、もちろんわかりません。

でも夜空というのは、
夏でも冬でも
いつでも空想の世界を広げてくれます。

小さなことで怒ったり、
悲しくなったり。

そんなことを、
すっかり忘れさせてくれるのが
宇宙なのかもしれません。

自然のプラネタリウム。

月が明るい夜

そこでは、
勝手に想像して、
自分だけの物語を作って楽しむことができます。

星空というスクリーンは、
実は地球のどこにいても
誰にでも平等に与えられているもの。

それを受け取れる自分で生きること。

それが、
今の私の目標でもあります。

そして今日も、森の家の夜が静かに始まるのです。

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